インプラントの費用のおおよその目安
1.歯の無いところは何本あるのか
失った歯に対して同数の人工歯根を埋入場合もありますが、歯肉の再建の問題やインプラント体への血液供給などを考えて間引いています。上部構造の削りだしチタンやジルコニアなどのフレームが強化されてきているため、少ない本数の埋入でも十分に顎をささえることができるようになってきています。特に無歯顎の場合には、最小4本で顎をささえるオールオン4など特別の施術法があります。
2.インプラントを埋入する部位(場所)による違い
部位(場所)により解剖学的問題と審美的問題が発生することがあります。
上の前歯

上の前の歯では見た目の美しさなどの要求度が高くなるため、一般的には2回施術法が行なわれます。(骨量が十分な場合はスイスプラスはマージンの形成が許されているため、1回法も適応となります)
骨の厚みが不足している場合には骨の厚みを増すために骨移植を行いますので同時埋入の場合は2回法しかできません。
下の前歯
一般的に問題は起こることが少ない部位(場所)です。 臨在する歯とのクリアランス(距離)がきれに修復する上でのリスクファクターになることが多いです。
上の奥歯

「上顎洞までの骨の厚み」という問題が起こりやすい部位(場所)です。
上顎洞までの骨の厚みが足らない場合、
・骨の厚みが3ミリ以下・・・サイナスリフトと骨移植を行います。
・骨の厚みが4ミリ以上・・・ソケットリフトを行います。
下の奥歯

下顎管(太い神経が入っている管)までの骨の高さと骨の厚み
オトガイ孔の位置
場所をずらす移動術を行う必要がある場合があります。
注)現在はあまり行われていません。
3.歯科で行なわれているインプラントシステムによる違い
日本および世界には数十種類のインプラントシステムが開発されています。
それぞれのインプラントシステムの原価の違いがインプラント費用に反映されます。
一般的に日本製の方が安いようです。
インプラント施術費を正確に知るためには
人工歯根の費用は、上記のように症例によって施術内容が異なるため、一律に提示し難いのが現実です。医院のホームページ等で示されている費用を参考にして、自分の歯の欠損状態を把握して判断してください。 正確な費用に関しては、人工歯根の術前診査を行った上で歯科ドクターの先生に相談して、ご確認下さい。 また、セカンドオピニオンを求めるのも良いと思います。